EUの日本食品輸入規制から酒類が除外
2012/3/27
欧州連合(EU)の欧州委員会は、昨年3月以来実施している日本産食品に放射性物質検査を義務付ける輸入規制措置について、日本産の酒、ウイスキー、焼酎を検査対象から除外すると発表しました。
日本での検査でも、EUに到着した際のサンプル検査でも放射性物質が検出されていないためで、今後はこれら酒類をEUに輸出する際には放射性物質の検査証明書を提出する必要がなくなります。
弊社の欧州向け輸出は僅かではありますが、数量の多少に関わらず昨年3月以降は輸出のたびに同一ロットサンプルを提出しての検査証明書取得が必要でした。弊社ではなく他酒蔵の例ですが、「国際イベント用に2本の輸出をするために3本のサンプル検査(酒蔵負担)が必要だった。」などの話もあります。
弊社の「開華みがき竹皮」が最近行われたEU日本政府代表部主催の震災1周年行事(ベルギー)においてお越しいただいている現地の方々に振舞われています。担当の方から伺った話によると、「日本酒の安全性に関する説明資料は十分に準備して望みましたが,来客の方々には『問題のある酒を日本が輸出するはずがない』という信頼感が感じられ,尻込みする人がいなかったことには勇気づけられました。」とのことです。
お越しいただいた現地の方々はもちろんのこと、応援いただいている多くの方々の期待に応えるためにも美味しいお酒を提供できるよう頑張りたいと思います。