10月から始まった今シーズンの酒造りも、間もなく搾り(上槽)の時を迎えます。今シーズンから新たな取り組みを始めました。
一つは、麹作り。蒸し上がった米を、エアシューターを使って麹室に運ばず、蔵人の手で運んでいます。これは、微妙な米の温度管理を行い、より高品質な麹作りを達成するためです。
もう一つは、遠心分離機の導入。袋や布を使用せず、遠心力を利用して液体(清酒)と個体(粕)に分離するため、もろみの特徴、特に「香りの質感」において違いが現れた酒質となります。大量生産に向かないこの方法は弊社の限定酒に最適です。早ければ年内に、遅くとも年明けには、この方法を採用した商品を発売できる見込みです。